乙訓・まちの話題…P18
2市1町のユニークなまちの活性化の動きを集めました!
【Muko】
向日市のママたちの熱い思い で盆踊り大会が大成功!
『向日市夏祭り~みんな集まれ盆踊り~』
8月25日、夏休みの最終日、向日神社には、 たくさんの親子連れがやってきました。 が 「500人も来てくれれば大成功かなぁ、と思っていたんですが、その5倍、2500人もの参加がありました!」と、主催した向日市夏祭り実行委員会の桃井友美さん。
桃井さんは、「地域の子どもたちが、楽しくご の 飯を食べられる場をつくりたい」と、向日市で子 ども食堂「さくらきっちん」を運営している元気なママ。毎月のように開催している子ども食堂 しで、地域の子どもたちから元気をもらうと「もっと、何か!」との思いが募ってきたといいます。そして、「最近、盆踊りってなくなったよね∼」というつぶやきから、「じゃあ、夏祭りをしようよ!」 となります。
「場所は?」「お金は?」と、課題は山積でした 、社会福祉協議会や商工会などの地域のキーンに思いをぶつけ、協力を取り付けました。協賛に名前を連ねてくれた企業は90社に迫る勢 いです。イオンモール京都桂川もその1つで、8 月14日∼16日の3日間、メイン広場である「竹の広場」にやぐらが組まれ、プレイベントとして 「向日ふるさと音頭」が披露されました。
「予想を上回る人出で、屋台には長蛇の列でした。不手際がたくさんあって、反省点はたくさ ん!」という桃井さんですが、若いママたちが、地域の子どもたちのためにとスタートしたお祭ですから!その思いは、しっかり伝わっていることだと思います。
【Nagaokakyo】
JR長岡京駅から徒歩10分
由緒正しい古刹は実は穴場スポットなんです。
『盆踊りを復活∼勝龍寺の大祭』
ボン・ジョヴィや荻野目洋子のポップスで踊盆踊りが話題となったり、インバウンドプローションとして大きな盆踊りイベントが開されたり、日本中でちょっとした盆踊りブームがきています。乙訓地域でもその波が!
今年、盆踊りが復活したのは、 J R長岡京駅から徒歩10分。細川ガラシャで有名な勝龍寺の近くにある勝龍寺です。勝龍寺は、弘法大師により開基されたという由緒正しいお寺で、本尊は十一面観世音菩薩様。ご開帳となる8月18日には、毎年お祭りが開催され、地域の方たちの大切な夏の風物詩となっています。
そして今年、昨年秋に若住職に嫁いでこられた真稀さんの発案で、お祭りをもっと賑やかにしよう!と、長らく途絶えていた盆踊りが復活されました。やぐらは、この日の朝に自治会の方が伐りだされた竹。そこにぶら下げられた赤い提灯は、真稀さんと若住職の結婚式に飾られたものなのだとか。長岡京音頭保存会の方々がやぐらで先導し、地域の人たちが踊っていました。なんとも、ホッコリ!
真稀さんは、KAMIKOという名前で切り絵作家としても活躍されており、ご開帳に合わせて十一面観世音の切り絵を制作。繊細で神々しいそのお姿に驚かされます。この十一面観世音の切り絵は、勝龍寺で見ることができますので、是非、お参りに行ってみてください。また、真稀さんの切り絵は「切り絵御守」として授与していただくこともでき、人気ですよ。
【Oyamazaki】
まちの人の、 まちの人による、 まちの人のためのおまつり
『天王山ゆひまつり』
地域住民有志の実行委員会による「天王山ゆひまつり」が今年も開催されます。今年4回目となるこのおまつりは、実行委員長の吉川理香さんを中心に、さらなる地域密着型を追求しています。「ゆひ(結い)」は地域の結びつきを願う名前。 天王山&結ぶ をアイコンにしたロゴマークも作成しました。
目指しているのは、「有名人を呼んで盛り上げるのではなく、まちの人たちのチカラで地域住民が主役になるようなおまつりなんです」と実行委員の並川裕子さんは言います。そのことば通り、地元住民ならではの手作り感あふれる企画が満載!
とくに注目したいのは、大山崎の野菜詰め合 わせや、お米など地元名産品をGetできる「ウルトラゆひクイズ王決定戦!」。どのくらい大 山崎を知っているか、その知識をステージ上で 競います。さあ、あなたもチャレンジしてみませんか?
また、大山崎の元気なパフォーマーたちがステージを盛り上げる「ゆひまつりオンステージ」、体育館でのプラレールをつなぐイベント 「めざせ天王山270メトル」、飲食ブースや物販などの「天王山マーケット」など、盛りだくさんの催し物で、家族みんなで楽しめます。
赤ちゃんのおむつ替スペースも用意されている細やかさ。地元愛あふれるおまつりをみんなで盛り上げましょう!
【Nagaokakyo】
子どもから大人まで楽しめるダーツを知っていますか?
『ウェルネスダーツ』
8月4日、長岡京市の地域福祉センタ―きりしま苑で、「第2回長岡京市社会福祉協議会会長杯」が開催されました。小学生から83歳まで、8チーム30名が参加し、和やかな大会になりました。
ウエルネスダーツというのは、ウレタン製の的(ボード)に矢(ダーツ)を投げ、命中率を競うもの。ただ、「競う」ということが主目的ではなく、健康づくりや交流に軸足を置いています。とはいえ、「狙ったところにいれたい!」という競技性も十分に味わえるのもダーツの魅力。悔しいや嬉しいという感情は、脳を刺激し、生きる活力になるとして評価され、心身共に健康になれるレクリエーションとして大注目です。
ウエルネスダーツを広めることに奔走してきたのが、長岡京ダーツ協会事務局長の片山達さ
ん。もともと競技ダーツ(ハードダーツ)の愛好家でしたが、ある時、ボードを通常の半分、10分割にし、子どもや高齢者が参加するダーツ大会の手伝いを先輩に頼まれます。「うん!? 子どもと高齢者!」と思ったものの、彼らが喜々とし てダーツを投げる姿に、「これだ!」と。
10分割という先輩のアイデアにプラスして、ボードの素材をより刺さりやすいウレタンに変
更するなど、先輩と二人で、新しいダーツのスタイルを創作し、 日本ウエルネスダーツ協会を立ち上げました。
ゲームを楽しむためのルールは、「あかんなぁ∼」というような否定的な言葉の禁止。高得点が出たら、対戦相手も含め全員でハイタッチ!「ハイタッチなんて、恥ずかしいわ∼」と言っていたおじいちゃまも、子どもたちから求められれば笑顔で応えているのだとか。
この2年間で、ウエルネスダーツの輪は、グーンと広がっています。色々なイベントでも体験会を開催していますから、是非、体験してみてください。