乙訓・まちの話題…P18

2市1町のユニークなまちの活性化の動きを集めました!

『地域クラウド交流会in長岡京』

地域を元気にするのはチャレンジャーたち
そして、彼らのチャレンジを支えるのは地域の人

 

 地域の人たちが、地域で新しいビジネスチャレンジをしようとしている起業家を応援しようという地域クラウド交流会が、6月26日、JR長岡京駅前のバンビオで開催されました。

 起業家プレゼンターの5名が、この日参加した250人を超える地域の人たちを前に熱い思いを語ります。持ち時間は3分。そして、参加者が支払った参加費1000円の中から500円を「応援したい!」と思った人に投じます。一番多くの投票を集めたプレゼンターが優勝です。 

今回の栄えある優勝者は、セブン商店会でパン屋さん「harru(はるぅ)」を開いた春山美穂さん。春山さんが語り始めると、なんだか空気がほわんと丸くなるような、美味しいパンが焼けるい~い香りが漂ってくるような、そんな素敵なプレゼンでした。3児のママでもあるハルさんは、この日も末っ子を抱っこして登場。ママのがんばりを応援する子どもたちの笑顔も、地域の人たちの心を動かしたようですね!

 

 

パン+焼き菓子のお店 harru

長岡京市長岡2丁目15-14
TEL: 075-959-7199 /開店時間:9:00~16:00
不定休のため、開店日はinstagram @panya-harruで確認を。

 

 

『ホテルDiscover京都長岡京』&まちバルSUBACO

阪急長岡天神駅前に、

交流と体験、新しいかたちのコンセプトホテルOPEN

 

 9月3日、大型木造建築で定評のある(株)リヴが、阪急長岡天神駅前に、5階建ての木造ホテルをオープンしました。2階までは鉄筋コンクリート、3階から上は木造りという構造は、ホテルとしては日本初だということです。

 運営は全国でコンセプトシェアハウスをプロデュースする(株)彩ファクトリーの内野匡裕さん。「人と人の出会いには発見があり、学びあうことができる。それを今度は、観光客と地元の人が出会うことで『発見』があればいいなという願いから、ホテルの名前を『DISCVER』にしました」と、ホテル名に込めた思いを話してくれました。

 ですから、ホテルのこだわりは「地元」。お料理の材料は可能な限り地元の西山のものを使い、宿泊客が参加する文化体験も長岡天満宮での着付けや殺陣の体験、地元の竹を使った竹かご編みなど地域ならではのものが用意されています。

 客室は16室で、コンクリートと木が融合したスタイリッシュなお部屋。全てツインスタイルです。ウェルカムドリンクには長岡京のウニールさんの珈琲も!

 1階と2階は、「まちバルSUBACO」。宿泊していなくても利用できますよ。毎晩20時から22時までは交流タイムが設けてあり、バイリンガルのスタッフも同席してくれるので外国人観光客との会話も楽しめます。

 長岡京に新しい形の交流の場が出来そうで期待が高まります。

 

インフォメーション

長岡京市天神1-7-3
(阪急長岡天神 徒歩30秒・Pなし)
● 問合せ/☎ 075-925-8855
https://www.discover-nagaokakyo.com
宿泊費 8000円~
1FまちバルSUBACO 
● 問合せ/☎ 075-874-4848
営業時間11:00-23:00

 

 

キラキラ輝く 姉妹がチャレンジ中『Musubi cafe』

「向日市女性活躍センター・あすもあ」のお試しカフェ第1号

 2016年に施行された「女性活躍推進法」。働く女性や働きたい女性を後押しするための法律です。主には、女性が働き続けられる社会にしていくための制度整備ですが、今は働いていなくても、熱い思いを秘めた女性はたくさんいるはず。

 そんな女性たちを掘り起こし、背中を押してくれるのが「向日市女性活躍センター・あすもあ」です。登録の団体や個人が利用できる会議室や和室、コワーキングルーム(共有型の仕事室)などが整っていますが、その中でも、1階の一番いい場所にあるのが、厨房付き「お試しオフィススペース」。カフェや教室を始めてみたい人が、腕試しの場として利用できる空間です。

 ここで、今年6月から、「Musubi cafe」を始めたのが長谷川裕子さんと桃井友美さん姉妹です。週2回、ランチタイムのみの営業ですが、季節の野菜をたっぷり使った美味しいランチは評判で、完売になる日も多いとか。この日も、常連だという近所の方で、いい具合に席が埋まっていました。

 料理が大好きで、人との出会いを大切にしている長谷川さんにとって、カフェ経営は「いつかチャレンジしたい」夢の一つ。カフェに必要な設備が整ったここだったから、「よし!」と踏む出すことができたと笑います。

 さて、カフェ体験の感想は? 「けっこう、たいへんですね~」。メニューを考え、広報し、仕込みをして、カフェ当日はてんてこ舞い。赤字にはならないけれど、儲かるものでもなく…。でも、その言葉とは裏腹に、厨房に立つ二人はなんとも楽し気で、「美味しかったわ~」と笑顔で会計をする常連さんを見送る姿は誇らしげでした。

 「Musubi cafe」に続くチャレンジャーは誰⁉絶賛募集中です!

 

インフォメーション

向日市女性活躍センター・あすもあ
向日市寺戸町中ノ段16番地の7 (Pなし)
☎ 075-963-6532
開館時間:9:00~21:00
休館日:木曜日、祝日の翌日、年末年始
musubi cafe は、月・火曜(変更あり) 11:30~14:00
開催日はfacebookで
https://www.facebook.com/musubi.cafe.muko

 

 

長岡京の名刹にちなんだ新名物『ハーブティー』がデビュー

心踊る美しいパッケージに、会話が弾む華やかな香りが人気です

長岡京の観光名所である2つのお寺に、女性のハートをつかむ新しいお土産が登場しました。

 柳谷観音楊谷寺には、「美心茶( びしんちゃ)」。勝龍寺には3種、「ガラシャの面影」「美しき調和」「ボケ封じ観音」です。女性に嬉しい効能はもちろんのこと、ブレンドにはストーリーが込められています。

 例えば、「ガラシャの面影」。マローブルーというハーブを使用しており、お湯を注いだ直後は明智家の家紋にある桔梗を表す青色、その後ゆっくりとガラシャの幸せな新婚時代を象徴するかのような暖かな陽の光の色に変化していきます。

 加工・販売は、障がい者や引きこもりなど、働きづらい方の仕事づくりと場の提供に取り組んでいるバスハウス。ブレンドレシピは、地元のセラピスト、aromatable・本藤千夏さん( 柳谷観音「美心茶」)とHarba Vitalis・星野彰利さん(勝龍寺の3種)に依頼しました。

 バスハウスの藤田晃久さんは、「2020年大河ドラマ『麒麟がくる』の放映を控え、より多くの方に長岡京を知ってもらえるチャンスだと、地域ならではの魅力的なお土産を開発したいと考えていました。お寺にお話を持ち込んだところ、より多くの女性に訪れてほしいと考えていたお寺の思いと合致し、共同でお土産の開発が始まりました」と。

 「美心茶」のパッケージの文字は楊谷寺住職の奥様が手がけ、勝龍寺の3種のイラストは勝龍寺副住職の奥様で切り絵アーティストでもあるKAMIKOさんが作成しました。

 

インフォメーション

「美心茶」「ガラシャの面影」「美しき調和」「ボケ封じ観音」 各800円
柳谷観音楊谷寺、勝龍寺、神足ふれあい町屋、カフェ エポカで販売中。
※神足ふれあい町屋ではこのハーブティー4種類を味わう事ができます。各400円

● 問合せ先 
NPO法人 乙訓障害者事業協会 就労継続支援
B型事業所 バスハウス(藤田さん)
長岡京市開田1-5-5 2F
☎ 075-748-9182
blog http://bus9182.blog.fc2.com
otujikyo_bushouse@abeam.ocn.ne.jp

 

 

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