国の施策としてできた新しい形の保育施設
2015年度、保育所事情は大きく変化しました。待機児童問題がクローズアップされる中、その最も深刻度が高いのは0~2歳。より手厚い保育が必要なこの 時期は、0歳なら保育士さん一人が預かることができるのは3人まで。3歳児なら20人ですから、どうしても狭き門になってしまうのです。この課題を解決す るために、小規模保育園という制度が誕生しました。
小規模保育園は、0~2歳児を対象に、定員19名までの文字通り小さな保育園です。小規模保育 園には3種類の型がありますが、乙訓地域の園は全て、保育士の資格を持った者だけで運営されるA型と呼ばれるものです。保育士対子どもの人数比も従来の保 育所と同じ、給食も自園調理が基本です。つまり、A型は、従来の保育所の規定を満たしつつ、0~2歳児に特化した保育所だといえます。ただし、建物に対す る規定は緩やかになっており、賃貸物件でもOKですから、駅前のテナントビルに認可保育園をつくることも可能になりました。
ママの立場からも、まだまだ甘えん坊の我が子を、集団の中に入れることへの不安の声が聞かれます。かといって、資格のない人に我が子を託すのはもっと不安…。そんなニーズに応えることができるのが、A型の小規模保育園です。