富永屋さんの「ほっこりひだまりCafe」
主宰みぃくんは「癒しと笑顔の活動家」です
「癒しのカフェをやっています。いらっしゃいませんか?」とお誘いをうけ、何かよくわからないけど…と思いつつ、向日市の富永屋さんに伺いました。 「ようこそ」と満面の笑顔で現れたみぃくんこと有本聰子(ありもととしこ)さん。ゆるく束ねた長い髪にはかんざしが一つ。それが、動きに合わせてチリン。 いただいた名刺の肩書きは「癒しと笑顔の活動家」。う~ん、なんだろうこの独特の空気感は。 みぃくんが、向日市で、占いやハンドマッサージなど、様々な癒しのメニューを提供する「ほっこりひだまりCafe」を初めて催したのは、昨年5月のこと。 それからずっと奇数月の土曜日に開催し、知る人ぞ知る癒しのイベントになりつつあります。会場に選んだのは、江戸時代に建てられた旧旅籠・富永屋さん。土 間があり、縁側があり、現役のおくどさんまである富永屋さんは、400年の時をタイムスリップできてしまう空間で、場の持つ力もひとつの魅力となっていま す。 「癒しと笑顔の活動家」のみぃくんですから、カフェのコンセプトは、「出展者さんもお客様も、心と体がほぐれる場を提供すること」。そのため、出展希望者 には必ず事前に出会い、このカフェにふさわしいかを見極めます。この人ならと思えば、まだ駆け出しという人でも、ポンと背中を押してあげ、当日はさりげな くアシスト。だから、出展者さんにもお客様にもリピーターが多いのが自慢です。 お邪魔した日は、ハンドマッサージや筆跡鑑定…多彩なブースがありましたが、記者は、みぃくんにアドバイスしていただき、マヤ暦鑑定を体験してみました。 古代マヤ文明で使用していたというマヤ暦を使った占いです。未来の自分の姿を垣間見る体験というのは、なかなか心躍るものでした。
おばあさまとの想い出に背中を押されて
chez maman ~お母さんの家~ 主宰・岡村有香さん
西向日の閑静な住宅街。そこにはパリの小さなマルシェがありました。chez maman~お母さんの家~は、おばあさまが暮らされていた家を託された岡村有香(おかむらゆうか)さんが、お料理教室を開いている隠れ家です。ここで、 年に2回、開催されるマルシェにお邪魔しました。
手作り市がちょっとしたブームだけれど、ここにセレクトされた作品たちは、ひときわ愛らしく、洗 練されています。岡村さんが焼いたスイーツに彩を添える、優しい色合いの花束やイラスト…。お料理を学ぶためにパリで暮らしていた岡村さんの感性が、「本 当に欲しい」と感じたものだけ並べた、それが伝わります。
日々のchez mamanでは、岡村さんの料理教室のほかにも、フラワーアーティストのmûre(ミュール)さんのブーケレッスンなど、キラリとひかる、とっておきのレッスンが開催されています。パリの空気を感じに、参加してみてくださいね。
働くママによる、働くママのための集いの広場
月に1度、みんなで「らくしょうや!」
物集女コミュニティーセンターに集まった9人のママと21人の子どもたち。ワイワイとカレーライスを作り、一緒にいただきま〜す! 月に1度、みんなで夕食を食べる会「楽笑家」です。
たまにはママもらくしょうやで「楽笑家」。呼びかけたのは、藤井咲貴子(ふじいさきこ)さんと野々口博子(ののぐちひろこ)さん。働くママのコンビです。
「働 くママだって、育児の悩みや愚痴を聴いて欲しいし!」。働くママが繋がり、助けあう仕掛けは、今まで無かったのかもしれません。そして、彼女たち、当事者 が作った仕掛けですから、働くママのニーズがちゃんと見えています。毎日の食事づくりは苦行! 月に1度でも、みんなで作れば、苦行も楽しい時間に変えられるはず、と。
この活動のその先には、「親が忙しく孤食になっている子たちに、『一家団らん』の時間を味あわせあげたい」そんな熱い思いを、カレーを配りながら語ってくれた博子ママ。働くママによる、働くママのための活動は、地域の子どもたちへの愛が原動力でした。