地元を愛する人たちが仕掛ける絶品イベント
9月にひまわりが一面に咲き誇る『え!?今頃ひまわり大原野』、「準絶滅危惧種」に指定されている原種のフジバカマを守り育て約1,000株花畑にしてしまった『大原野フジバカマ祭り』…、大原野は、この「自然豊かな我がまち」をこよなく愛する地元農家の方たちによって、それはそれはユニークな活動がたくさん展開されています。
そんな中から、今回は、『大原野食育体験 ~親子で野菜収穫&料理体験~』に行ってきました。
9月にひまわりが一面に咲き誇る『え!?今頃ひまわり大原野』、「準絶滅危惧種」に指定されている原種のフジバカマを守り育て約1,000株花畑にしてしまった『大原野フジバカマ祭り』…、大原野は、この「自然豊かな我がまち」をこよなく愛する地元農家の方たちによって、それはそれはユニークな活動がたくさん展開されています。
そんな中から、今回は、『大原野食育体験 ~親子で野菜収穫&料理体験~』に行ってきました。
「子どもたちに農業のことをちゃんと知ってもらいたい」と語るのは小田富久さん。今回で3回目となり、リピーターを確実に増やしているスペシャルなこの教室を企画・運営している「なんや地元を愛する人たちが仕掛ける絶品イベントかんや『大原野』推進協議会」のメンバーです。その言葉どおり、大原野の食育は、畑に入っての収穫体験からスタートします。収穫の先生は、ナス隊長の大原野元気畑の田中クロスケさん。
畑って、思いの外ドロドロの悪路なんです。でも、長靴をはいた子どもたちは、嬉々として入っていきます。まずは、ナスの収穫から。大原野のナスは、長~いのや小さいのやら、緑色や白いのまであり、全9種類。それぞれに適した食べ方もナス隊長から教えていただき、料理実習が待ち遠しくなります。ナスの次にはミニトマトの畑へ。ミニトマトも赤や黄色、緑色…と、彩とりどりに13種類も! プラケースに入れてトマトの宝石箱を作りました。
収穫した野菜を大事にかかえ、料理教室テントへ移動。今度はフレンチのシェフ西村雄二さんによる教室です。「包丁というのはね、とっても便利だけど使い方にはルールがあります。包丁の先っぽまでが、自分の体だって思えばいいんだよ…」。初めて包丁を使う小さな子たちのドキドキの表情が、そんな丁寧な説明でワクワクに変わっていきます。子どもの後ろから、ちょっとヒヤヒヤ顔でサポートしているママにも、「正面から包丁の先を持つようにサポートしてあげる方が安全ですよ」と、より安全なサポート方法のレクチャーがあり、「なるほど!」。
たくさん汗をかいて収穫し、自分で丁寧に切った野菜たちを、大原野の空気を感じながら「いただきま~す!」。それはもう絶品ですね!
●問合せ先:なんやかんや「大原野」推進協議会
TEL:075-332-6444(大原野自治連合会)
メール:oharano.taiken@gmail.com
※年に数回開催
開催日は下記Facebookでご確認ください。
https://www.facebook.com/NanyakanyaDaYuanYe?ref=tn
毎月第1・第3土曜日、午前9時~12時までの3時間、JA京都中央大原野支店前で開催されているのが「マルシェ大原野」。大原野の方たちが、愛情をギュッと詰め込んで育てた農産物や加工品が揃っています。食育体験教室で子どもたちが収穫していた、バリエーション豊かなナスビも、並べられていました。「この野菜どうやって食べるの?」って戸惑うような珍しい野菜がたくさんありますが、生産農家さんが直接販売しているので、気楽に尋ねられるのも魅力です。
毎日の食卓をちょっと素敵にしてくれる、人と素材に出会えるマルシェです。
●京都市西京区大原野灰方町448-1/Pあり
阪急バスor市バス「大原野小学校前」下車
阪急バスor京都京阪バス「灰方」下車
TEL:075-956-1877
●営業時間:9:00-12:00 (毎月第1第3土曜日開催)
昨年12月に初開催され、大人気だった「おとくにマルシェ」がまたやってきます!昨年は、 FMラジオ「α-STATION」でおなじみのしもぐち☆雅充さんが進行役を務めたチャリティーオークションなど豪華な企画で盛り上がりました。
さて、今年は⁈ 10月21日(土)、大原野が豊かな実りの季節を迎える秋の日に、秋の実りを満喫しに行きましょう!
●京都市西京区大原野南春日町134-3 LIV SU・BA・COグランド( 大原野グラウンド)
●日時:10月21日(土)10:00-16:00 <雨天時予備日:10月28日(土)>
●問合せ:おとくにマルシェ実行委員会(株)すまいる
TEL:075-924-2201
HP:http://www.c21smile.com (担当 橋本)
大原野に、全国から鉱物マニアがやってくる!
JA京都中央大原野支店のお向かいにある、ログハウス風のかわいい建物。実はここ、かなり真面目な博物館なんです。「髙田クリスタルミュージアム」―子どもの頃から鉱物の持つ神秘的な美しさに魅せられ、全国の鉱山を歩いてコレクションしたという髙田雅介さんの私設博物館です。髙田さんが55年間をかけて収集した貴重な鉱物や結晶が無数に展示され、日本中からコアなファンが勉強に訪れます。
子どもたちの知的好奇心をくすぐるべく、毎月標本づくりなどのワークショップも開催しており、大好評です。
博物館のお隣には、カフェ・クリスタルが併設されています。玄関で靴を脱ぎ、スリッパに貸していただく…。なんだか、ホッとするものですね。髙田さんの奥様、明子さんが丁寧に入れてくださるコーヒーは、オリジナルブレンドの「クリスタルコーヒー」。明子さんの手作りケーキも人気です。
● 京都市西京区大原野灰方町172-1
阪急バス 灰方バス停前
☎ 075-331-0053
● 開館日時 木・金・土・日/10:00-16:00
※臨時休館もあります。HPでご確認ください。
● 博物館入館料 大人300円
大学・高校生200円 中学・小学生100円
HP:http://www7b.biglobe.ne.jp/~takada-crystal
◆Information◆
【特別講演会】
●日時:11月26日(日)13:00-
石好きの元南極越冬隊の料理人・北田克治さんの講演会詳しくはHPを。
インフォメーション人気の髙田館長の講座。
10月15日(日)10:00~12:00は「変成岩の標本づくり」。
●参加費:(大人1500円、大学・高校生1000円、小・中学生500円)+材料費(子どもの人数×1000円)。
※小学生には保護者が同伴してください。
地元愛に満ちた工務店です
光があふれるカフェ・クリスタル。ここは、もとは髙田さんが所有する平屋のアパートでした。それを、2部屋の真ん中の壁をとり、天板を外し、広々とした解放感のあるカフェにしてしまったのは地元の小野建築設計さん。印象的な天井の梁はもともとあったもので、これを効果的に生かしつつ、地元京都で育った木をふんだんに使うことで、なんとも心地の良い空間にしてしまいました。
大原野に生まれ育ち、大原野をこよなく愛する小野富雄社長は、地元を盛り上げる活動にも熱い思いで取り組んでいます。毎回大人気の木工教室は、年に2回開催しており、参加費は地域活動の協賛金として全額寄付しています。また、京都産の木材・北山杉の産地に出かけるといった工務店ならではのイベントも! 北山杉の伐採や丸太磨き体験、さらには、林業家と一緒に集めた枝で焚き木をし、塩サバを焼いていただく「山の食事会」。これはちょっと他では体験できない貴重なツアーです。
イベント開催の情報は、毎月発行している「ナチュラルライフ」でチェックしてくださいね。
◆イベント情報◆北区杉阪・森林体験ツアー
●日時:11/5(日)9:00-16:00
●参加費:1組(5人まで)500円(バス代、昼食、保険料込み)
北山杉の森林に入り、そのダイナミックな生命力を体感します。
伐採、挿し木、丸太磨き体験、若狭の塩サバのお昼ごはん。
小野建築設計さんで施工される方は、
大黒柱に使う北山杉の選定もできます。
NHKのローカルニュース番組で紹介された話題のパウンドケーキ!
それは、大原野産の筍や金ゴマを使った、
地域の力が結集させて生まれた絶品ケーキでした。
丁寧に焼かれたパウンドケーキでほっこり
向日市内でピザが評判のお店を30年間切り盛りしてきた小田房子さん。体力の限界を感じ引退してからも、房子さんを慕って訪ねてくれる人たちにピザをふるまっていました。焼きたての熱々がイノチのピザはお土産には不向き。そこで、お持ち帰りにと焼き始めたのがパウンドケーキでした。それが評判をよび、「売ってよ~」と。そこはお料理には妥協できない小田さんですから、商品化するなら納得のいく材料だけを使い、誰にも負けない味の研究を重ねました。どっしりした見た目とは裏腹に、口の中でふわっとほどける柔らかな生地。そして、アーモンドやクランベリー、くるみなどのドライフルーツがたっぷり入っていて絶妙な甘さ! とっても贅沢なケーキです。
現在は、このフルーツミックスに加えて、シンプルな生地のプレーン、城陽市の青谷梅林の梅で作った梅酒の実をたっぷり使った梅酒味、春には地元の筍、そして、大原野の新たな特産品としてブランド化している大原野産の金ゴマをたっぷり使った金ゴマなど、種類も充実しています。それぞれの素材に合わせて、甘さや生地のしっとり感を微妙に変えているということですから、是非、食べ比べてみたいですね。
購入は、大原野灰方町にある小田石油ガソリンスタンド横の実店舗や通販。そして、「マルシェ大原野」や京都縦貫道にある「道の駅 京丹波 味夢の里」でも発売しています。
● 京都市西京区大原野灰方町68-2/P有
☎ 075-335-0117
● 9:00-18:00 /日曜休
http://p-cake.net