3週間というのは、体内被曝量が半減するという時間
今回の「幼稚園留学」は、10月13日から11月4日まで、4組の親子を招待し実施しました。留学先は、西京区の大原野幼稚園と洛西花園幼稚園。3週間の宿は、向日市にある起業家シェアハウス「Fespa京都」。同ハウスのオーナー企業である(株)LIVが無償提供したものです。
ドキドキの初登園から3週間、子どもたちは園庭を元気に駆け回り、ママたちも京都のママたちや協力企業の方々へ、震災当時や、今も続く不安な福島での生活などを語る交流を重ね、絆を深めるには十分な時間でした。そして、この「3週間」は、体内被曝量を半減させることができる大事な時間でもあるのです。
「リエさんのこと忘れない」。さよならの時に、こんな風に言ってもらえたと教えてくれた林さんは、「たった3週間・されど3週間。小さな心には確かに京都での日々が刻みこまれているのだと思いました」と。
100年先もミンナソラノシタで幸せに暮らしてほしい
この幼稚園留学に支援の手を差し伸べたのは、20を超える京都の企業、団体、そして幼稚園。「けっして福島のことを忘れたわけじゃない」とそれぞれが持つ小さな思いを、つなげることで大きな力に変えていきました。「小さな会社を興したくらいの仕事量」だったと、つなげる役割を果たしお疲れ気味の林さん。「でも、つながってくれた京都の方々、なによりも、一緒に頑張ってくれる仲間がいたからこそ出来たこと」と笑いました。
「100年先もミンナソラノシタで幸せに暮らしてほしい」―これがミナソラの設立理念。福島に起きたことは、けっして他人事ではありません。この思いをみんなで噛みしめたいですね。
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