竹林整備に新しい風を吹かせましょう
乙訓の竹で国産メンマを作ろう
メンマと言えばラーメンの具?イエイエ、国産筍で作るメンマは、和にも洋にもアレンジ可能な「使える食材」。福岡県糸島市を筆頭に全国各地で静かなブームとなっています。乙訓地域は、なんといっても竹の里ですから、これに乗っからない手はありません。ということで、乙訓地域で2つのグループが動き始めています。
一つは本誌でもお馴染みの向日市物集女の「籔の傍」。そしてもう一つは、長岡京市内の個人所有竹林をベースに活動する「長岡京おうちでメンマ作りプロジェクト」。それぞれ交流をはかりながら、楽しくメンマづくりに励んでいます。
コロナ自粛といえども、竹の成長は待ってはくれません。筍のおいしい季節の終了を合図に、メンマづくりはスタートしました。「幼竹」と呼ばれる2~3メートルに伸びた竹をカットし、湯がいた後に1か月ほど塩漬けしたらメンマは完成。塩抜き後、好みの味付けに。様々な工夫を凝らして、メンマの活用法を模索中です。6月下旬には、それぞれのグループが作ったメンマを使い、料理自慢たちがメンマ料理を創意工夫。それを持ち寄り、検討会も行われました。
天ぷら、ピクルス、豆乳担々麺、グリーンカレー、チマキ…、定番から意外なものまで、びっくりするほどのメンマ料理が揃いました。長岡京市のなかの邸で開催した「長岡京おうちでメンマ作りプロジェクトの試食会」では、メンマ料理を肴に盃を傾けつつ、メンマの可能性について熱い意見交換となったとか。
日本一の筍で作る乙訓メンマのポテンシャルの高さは証明されました。さあ、ここから地域の特産品に育てられるか、「乙訓の純国産メンマ」に注目です!
「竹林整備×乙訓メンマ作りセミナー」も開催(主催:籔の傍)
6月28日、向日市寺戸公民館で、メンマの商品化の先駆者「純国産メンマプロジェクト」代表の日高榮治さんらを招いてのセミナーも開催されました。京都府下から、たくさんの参加者があり、メンマ作りの関心の高さがうかがえました。
阪急洛西口駅高架下を舞台にしたまちづくりが本格始動!
「キッズランドガタゴト」&「トートの文化祭」
キッズランド ガタゴトがオープン
阪急洛西口駅高架下「TauT」が進化を続けています。9月11日にオープンしたのは、「あそびからはじまるまちづくり」をコンセプトにした京都市の世代交流施設「京都市交流促進・まちづくりプラザ」です。指定管理者は、遊び場づくりで定評のあるボーネルンド。「遊び」を真ん中にして、子育て世代はもとより、幅広い世代の人が交流することで、まちを元気にしていこうという、ワクワクに満ちた施設です。
多様な複合施設ですが、一番人気は6か月~12歳の子どもたちが利用できる「キッズランドガタゴト」。ボーネルンドの遊びの哲学がギュッと詰まった遊び場です。登ったり、飛び跳ねたりと全身を使って遊んだり、ママになりきっておままごとしたり、ちょっと頭を使ってパズルに挑戦したり…と、どの子も夢中で遊び込んでいました。
市民プレイヤーがにぎわいを創るまちに
新施設のオープンをお祝して、9月12日からの3週間、土曜毎に開催されたのは、「トートの文化祭」。「TauT」を舞台としたまちづくりセミナー『洛西高架下大学』に注目してきましたが、さらに、まちを盛り上げるプレイヤーの育成を目的に「研究室コース」がこの夏から始まり、その第1期生たちが学びの成果を披露したものです。
イベント企画を提案し、それを練り上げつつ、集客のノウハウなどを学ぶというもの。コロナ禍ですから、開催か延期か? 対面かリモートか?と、どういう選択をすることがベストか、それも学びのテーマでした。なかなかハードな内容です。かくして、第1期生の5組は、それぞれ選択した形で「トートの文化祭」に臨みました。
文化祭のトップを飾ったのは、染色作家のまつかたかこさん。対面で、草木染め体験会「トートでいろあそび」を企画しました。「企画書を書き、それに意見をもらい練り直す…。イベント当日までにすべきことがわかり、しっかり準備をして臨みました。たくさんの人に参加してもらい、楽しかった! と言ってもらえたことで、自信になりました」と。
現在、第2期生を絶賛募集中です。高架下を舞台に、まちを盛り上げたいとチラッとでも思った人は、Let’sチャレンジ!
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information
NPO法人らくさいライフスタイル
hello@rakusai.life
キッズランドガタゴト
- 対象 : 6か月~12歳と保護者(子どものみの利用は不可)
- 開館: 10:00~18:00( コロナ対策により、変更される場合があります)
休館日:第2,4火曜 と12月29日~1月3日
- 料金 : 1時間につき 市内 200円 / 市外300円(保護者も必要です)
※その他、交流施設、カフェもあります。
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